ツバキの楽しみ方
〜椿園を見学するヒント〜


3 全国各地の椿 −出雲松江の椿− 
 出雲松江は現在の島根県の東部にあたり出雲大社が有名です。温暖でツバキの生育に適しており海岸にはヤブツバキが多く自生しています。そのためツバキにまつわる伝説も多く残っています。島根県山陰地方では、昔から牛鬼の伝説があり、その牛鬼は濡女と磯女と共に山陰地方から北九州にかけての沿岸、海中から現れ人を襲い殺すという伝説がありその牛鬼の正体は椿の古木だったといわれています。また、八重垣神社の境内にある夫婦椿は昔、スサノオの命の伴侶である稲田姫命が地面に立てた2本のツバキの枝が芽吹いて1本のツバキになったという言い伝えがあり、一心同体、愛の象徴として神聖化されている。たとえ木が枯れても、境内には再び二股のツバキが生えてくるというから不思議。
 江戸時代には、茶人としても有名な松平不昧公もツバキの品種改良には大変力を入れており、資生堂のシンボル「花椿」もこの「連理玉椿」にちなむという。松江城の椿谷は江戸時代に刀の手入れにツバキ油がよく用いられたことから椿が植えられました。
 そんな歴史があって出雲松江には多くのツバキが残っています。

出雲松江のツバキ 「出雲大社藪椿」 「出雲阿国」 「篤姫」

 

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