ツバキの楽しみ方
〜椿園を見学するヒント〜


3 全国各地の椿 −福岡・久留米の椿− 

 福岡県久留米市は植木の産地として有名で、日本三大植木産地のひとつに数えられています。
平成20年に開園した久留米つばき園は国際優秀つばき園に認定されていることでも有名です。
九州はヤブツバキとサザンカが自生しており、「笑顔紅(えがおくれない)」のような、ヤブツバキと
サザンカの種間雑種(ハルサザンカとよぶ)も久留米で多くの品種が生み出されています。
 本宮が久留米にある水天宮は椿紋が有名ですが、水天宮を守護神とする久留米21万石有馬氏は、
初代豊氏公が千利休の門人であったことから茶道の嗜みとツバキへの理解があったと推察されます。
 久留米の植木生産は、江戸時代中期の財政再建のために盛んになったものですが、その過程で
ツバキの生産、品種改良への取り組みが活発になったと考えられます。
 19世紀にはシーボルト事件で知られるドイツの医師シーボルトの手により、久留米のツバキである
「正義(まさよし)」が持ち出され、欧州でドンケラリーと名づけられ一躍脚光をあびます。
 このように多様な経歴をもつ由緒ある良品種を擁するのが久留米ツバキの特徴です。

  

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