ツバキの楽しみ方
〜椿園を見学するヒント〜


3 全国各地の椿 −秋田の椿− 

 ヤブツバキの自生北限は青森県夏泊半島が有名ですが、日本海側の自生北限としては秋田県の男鹿半島が知られています。
2015年に第25回全国椿サミット男鹿大会が開催された秋田県男鹿市は、ナマハゲやハタハタが有名です。
 男鹿半島の海岸部にはヤブツバキの自生地が点在しており、中でも能登山の椿は大正11年に国の天然記念物に指定されています。
能登山の地名は、能登からやってきた漁師の若者と、地元の娘との悲恋をもとに名づけられたそうです。恋に落ちた二人ですが、
若者が故郷に帰り、また戻ると約束しながらも何年も戻らない若者を恋い焦がれ、忘れられたと悲しんで自ら命を絶った娘と、
その後で男鹿に戻り、娘の偲んでツバキを植えた若者。そのツバキが分布を広げ、いつしか能登山の椿とよばれるようになったとか。
そんな伝説もありますが、対馬暖流に乗ってヤブツバキが分布してきた北限がこの地域であることは間違いありません。
 雪深い秋田ですが、海外沿いにはヤブツバキが自生しており、また愛好家によって園芸品種も作出されています。

  





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