ツバキの楽しみ方
〜椿園を見学するヒント〜


1 学名(カメリアジャポニカ)の由来

 ヤブツバキの学名は Cameiila japonica です。属名がCamelia 種小名がjaponica
 そしてCamellia属のものを一般にツバキと呼んでいるのですが、
 そのCamellia(カメリア)は何に由来しているのでしょうか。

 実はイエズス会の宣教師、ゲオルグ・ジョセフ・カメル氏(Georg Joseph Kamel:1661〜1706)
 に因んで命名されています。
 
 カメル
  

 彼はハプスブルグ帝国内現在のチェコの出身で、1682年にイエズス会士となり、1683年にマリアナ諸島に
 派遣されています。その後1688年にフィリピンに移り、貧しい人のための薬局を開設するなどしました。
 当時フィリピンのマニラには、英国をはじめ多くの国の植物学者が集まっていましたが、彼は当時ヨーロッパに
 知られていなかった東洋の植物についてまとめ、植物学者としての業績も残しました。またイグナチオの果実から
 有毒ストリキニーネを抽出するなどの研究にも取り組んでおり、彼のノートや文章、図面はロンドンの英国博物館や
 故郷のチェコなどでみることができます。

 カメルは日本に来た記録はありませんが、ヨーロッパにヤブツバキを、はじめて学術的に紹介した人物なのです。
 
 ちなみにジャポニカは「日本の」です。
 
                    参考URL:http://en.wikipedia.org/wiki/Georg_Joseph_Kamel